古い木鉢を実家からもらってきました。
32センチ程のものです。
これは、私の子供が生まれた時のお祝い返しに 義父母から実の父母に送られたものでした。
母も亡くなり、無用な物になっていたので、もらってきたのです。
もらってきたは良いけれど、うちでまた2年は放置していました。
気にはなっていたのだけれど、思ったよりはげていたので使う気になりませんでした。
ある日、綺麗に修復できないかと思い立ちました。
当時、小田原で買ってきたというを思い出し、検索をしたところ
漆器店がいくつか出てきました。
その中でこの木鉢に似ている物を見つけ、
漆の塗り直しをすれば長く使えるということもわかりました。
最近、お赤飯や混ぜご飯を作るようになり、直して使おうと思うようになりました。
気持ちって変わる物なんですね。
古いものとかすぐ捨てていたのに。
義父母 実父母の気持ちが込められていること
この木鉢の裏面には 子供の名前が 金色で書かれています。
やはりそういうことは簡単に捨てられない。大切にしたいと思いました。
今日、小田原に行く用事があったので、そのお店に寄ってきました。
木鉢の裏側の形状がうちのものと違うので
『おそらくこれは 今はもうない 〇〇屋さんのものだと思います。』
とのことでしたが 塗り直しは受けてくれるとのことでした。
5年くらいで塗り直すのが良いそうですが、そこまでは出来ないかもしれません。
実際、この木鉢も30年近く経っているものです。
ただ、塗り直したら 名前は消えてしまうとのことでした。
まあ そうですね。
でも形は残ります。大事に使っていきたいと思います。